変数の名前
ここまで、変数の名前に「input」や「message」などの英単語を使っていますが、変数には自由に名前を付けられます。この名前の規則は非常に複雑なので、ここでは簡略化した名前の付け方を紹介します。
使える文字
変数の名前は、次の2つのルールを守っていればほとんど大丈夫です。
- 1文字目は必ずアルファベット (A-Z, a-z)
- 2文字目以降はアルファベットか数字 (A-Z, a-z, 0-9)
たとえば、以下はいずれも変数の名前として使えます。
- apple
- Java1
- computerInformationScience
- a
逆に、以下はいずれも変数の名前として使えません。
- 0x (数字から始まっている)
- Java-1 (-などの記号は使えない)
- hello world (空白文字は使えない)
通常の場合、「何に使う変数か」ということを考えて、それを表す英単語を変数の名前にしてやるとプログラムが読みやすくなります (テキストでは、入力された文字列を「input」、表示するメッセージを「message」などとしていました)。慣例 では変数名はすべて小文字で書きますが、2単語以上からなる場合には、2単語目以降の先頭文字だけを大文字にします。
- apple
- greenApple
- javaLettersOrDigits
名前に関する規則についてより詳しく 知りたい方は、Javaの言語仕様書がオンラインで公開されていますので、「3.8 Identifiers」を参照してください。よっぽど奇抜なプログラムを書かない限り、名前の付け方は上記に紹介した規則の範囲内に収めておくのがいいと思います。