音声を再生する前に

波形を確認する

波形を観察して、次のような状況であればハードウェアの回路を破壊する可能性があるため、再生しては危険です。

直流成分の確認

表示された波形に、直流成分(水平線)がある場合は注意する。また、出力レベルが大きすぎるとクリップされて、直流のようになってしまう可能性がある。

波長が長く波形に変化がないように見える場合

低周波成分が大きく人間の耳には聞こえない場合がある。聞こえないといってそのまま鳴らし続けると危険であるため注意を要する。

再生してよい波形

以下に再生してよい波形のイメージを図に示します。

図 波形がみえないときは拡大する
図 拡大するとギザギザに見えれば再生して良い
図 直線にしかみえないが拡大すると
図 波形がギザギザで波長も長くない
図 音データがすべて0なら鳴らしてもよい(音はしないが休符として使える)

再生すると危険な波形

以下は再生すると危険な波形です。

図 直流成分を含む波形(ずっと直線)

再生に注意を要する波形

鳴らすことはできるが、イヤホンやヘッドホンを一度耳から離して再生したほうが良いもの。

図 上下に振りきれた波形